上野とき子の街かどスケッチ

アクセスカウンタ

zoom RSS 絵本〜『花ばぁば』よかったね!

<<   作成日時 : 2018/10/09 22:18   >>

トラックバック 0 / コメント 0

友人から借りた絵本「花ばぁば」を読みました。
10代の幼い少女も含め、何もわからないまま、戦場へ連れて行かれ慰安婦として体も心もズタズタにされました。殺され、一生立ち上がれないほどの傷を負い、戦争の名のもとになんとむごいことをやったのでしょう。

この絵本は1940年頃、韓国で日本軍「慰安婦」として連れて行かれたシム・ダリヨンさんの証言をもとに絵と文をクォン・ユンドクさんが書き、訳は 桑畑優香さんです。日本での発行が大変苦労されたようです。(韓国2010年、日本2018年4月発行)
絵本作家や児童文学者、市民たちが日本で出版されることを願い、努力されたことがわかりました。
画像
 (定価1,800円 発行ころから)

私は、10数年前に韓国の慰安婦だった女性たちが、民間の力で余生を送られている韓国の施設を新婦人の会の皆さんと見学しました。そこで元慰安婦の皆さんと懇談、慰安所の遺留品などを見て大きなショックを受けました。

慰安婦の皆さんが証言に立つようになったのは1991年キム・ハクスンさんが日本軍慰安婦だった事実を証言したのをきっかけに、多くの女性たちが立ち上がり被害を明らかにしました。

女性たちは、戦争によって女性の人権を踏みにじられることが二度とないよう願う心から、さまざまな市民や人権団体とともに日本政府に公式な謝罪と賠償を要求してきました。

日本軍慰安婦だけではありません。戦争のあるところ、いたるところ性暴力が起きました。作者は「軍人たちの欲求を満たすこと、辱めを受けて敵の士気を下げること、女性の体をボロボロにして敵対する民族を抹殺することが目的」だと。

ところが、今年のノーベル平和賞受賞者のコンゴ人医師デ二・ムクウエゲ氏(63)と人権活動家ナディア・ムラド氏(25)に対して受賞の理由は「戦時の性暴力をより見えやすくし、加害者の責任を問うことを可能にした」ことを上げられています。

慰安婦問題に続いて、光の当たりにくい戦時性暴力について、世界に再認識を迫る機会となり、根絶の運動を後押しするものになりました。花ばぁばも手をたたいてくれているでしょう。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

絵本〜『花ばぁば』よかったね! 上野とき子の街かどスケッチ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる